大曲花火大会2017年!大会提供と絶対に見て欲しい創造花火5選!

Japanese spot

今年も大曲の花火大会に行ってまいりました。今年はなんと大会前日まで開催されるか未定の状態、わたしは開催されるかどうか分からない状態で秋田へ向かったのです。しかし当日早朝に開催の発表、そして当日の天気は晴れ、気温も高過ぎず程よく風もありグッドコンディション。今年は色んな意味で最高の花火大会でありました。

年も絶対観に来るぞ!圧倒的な迫力と感動の大会提供花火

 

前置きが長くなりました。あらゆるこんなんを乗り越えて開催された第91回全国花火競技大会。数日経った今でも余韻に浸ってしまうくらい素晴らしかった。

去年は第90回大会ということで途中から幅900mを使って花火が打ち上げられました。約1kmの幅は桟敷席で見ていると全てが目に入らないくらいワイド。今年はどうなるんだろうなぁ…と思っていたら今年は最初からワイド!一度に視界に入り切らないほど迫力満点。

まあ言葉で説明するよりも映像を見て頂いたほうが分かりやすいと思うので、動画をご覧ください。撮影よりも観る事に専念しているので決して良い画像ではありませんが(笑)テレビで放送されているものとは違って桟敷席から観る迫力を体感してください!

大会の目玉!大会提供花火「生命のまつり」

もうこれでもかっていうくらいに大きな花火が打ち上げられ続けます。クライマックスかと思いきやまだ続くのかよ!というのを何度かくり返してようやくクライマックスを迎える感じ。

これを見るためだけに花火大会の会場まで足を運ぶ人が大勢います。実際に大会提供花火が終わったらさっさと荷物をまとめて帰ってしまう人がとても多い。わたし的には「何で最後まで見ないの?」って感じですが。まあ理由はさまざまなのでしょう。

ちなみにわたし達はいつも昼花火が始まる時間17:30には桟敷席につけるように会場へ向かいます。そして花火が終わったあとの感動のシーンを楽しんでから片付けて帰路に。最初から最後までガッツリ楽しませて頂いております。

秋田県民歌が気持ち良い「10号割物30連発」

10号というのは花火の玉のサイズで約30cmほど。割物というのは代表的な打ち上げ花火のひとつで空で大きく炎上に広がるものを言います。それが気前良く次々に打ち上げられるのが、このフィナーレ特大スターマイン。

いや~毎年最後を飾ってくれるのですが、何度見ても飽きません。そしてまた秋田県民歌が聞いていて気持ち良い。最初のほうは一発ずつ上がるので花火大会を振り返りながらじっくり鑑賞することができる。

前年度内閣総理大臣賞受賞の野村花火工業「美しき世界」

内閣総理大臣賞を受賞すると次の年の特別プログラムが任されます。ちなみに今年も内閣総理大臣賞に。わたしはまだまだ目が肥えていませんが、そんなわたしから見ても野村花火工業さんの花火はすごい。何がすごいって、割物の大きく広がる円の美しさ、光の切れやそろい具合、そして何よりもグラデーションの美しさ。光や色が移り変わる速度が一定でキレが良いのです!

と言っても分かりにくいですよね。特別プログラムがすばらしいのはもちろんですが、課題玉も自由玉も美しい。さまざまなグラデーションを楽しめるのが今年の創造花火「むすんでひらいて」わたしは撮影していないのですが、分かりやすい動画を下に貼ったのでどうぞ。

2017年 絶対に見て欲しい創造花火5選!!

 

わたしが現地で観てコレはいい!と思った演目を厳選しました。偶然ながら全て入賞作品、目が少し肥えてきたのかな。これを観たら来年はきっと大曲の花火大会に行きたくなることでしょう。

最優秀賞 内閣総理大臣賞 茨城県「野村花火工業株式会社」

さすが野村花火工業株式会社。創造花火の部では準優勝。10号玉、芯入割物の部・自由玉の部共に優勝。10号玉は本当にかたちも光の粒もキレも美しい…!玉名は「光の鼓動〜むすんでひらいて〜」

創造花火の部優勝 長野県「株式会社 伊那火工堀内煙火店」

創造花火の玉名は「水辺に集う蛍~光を燈し・舞う~」これ、本当に美しくて個人的には今回の大会の中で一番好きでした。

やっぱり花火大会では派手だったり動きがあって見ていて面白いものの方が歓声が上がるのです。でもね、あえてそれを狙わず地味目な路線で攻めているんですよ。

まず光の色が地味、本来の花火の色を中心に使っている。派手に広がるよりも、光が散る姿が美しい柳を多様。そしてBGMが曲ではなく田舎の夜の田園のような感じ。ひたすらシンプルで情緒があって日本人らしい。いやぁ斬新。これは絶対入賞でしょ!と思っていたら優勝で嬉しかったですね。

優秀賞 山梨県 齊木煙火本店「宇宙〜星の誕生〜」

これもグラデーションが本当に美しい。そして花火のかたちがまた可愛いんですよね。なんていうのかな、鞠みたいな感じで可愛らしい。そして円がとても美しい。玉名は「宇宙~星の誕生~」

入賞 山梨県 株式会社マルゴー「光の雫」

これもグラデーション!しかも円の中心から外へとか円の周りをなぞるだけではなく、とても斬新なグラデーションなのです。しかも色の移り変わりがとても美しいしキレがある。こんな花火見た事ない!玉名は「光の雫」

入賞 長野県 有限会社 篠原煙火店「夜桜フェスタ」

玉名は「夜桜フェスタ」そう、桜をイメージしているのです。BGMは直太朗、しかも尺八的な楽器で演奏されていて渋い。この桜感分かる分かる!という瞬間がたくさん。夏のこの時期に美しい桜を楽しめるなんて!渋い直太朗ともマッチしてます。

会場と花火師さんたちが一体となる最後のクライマックス!!

 

全てのプログラムが終わったあとラストエールの交換があります。会場の人は立ち上がり、思い思いに明かりを振ります。この為にライトを持参してきている人がかなり多く、持っていない人は携帯のライトで対応。会場の気持ちは高まり、360度光の海に。

この動画だとよく見えませんが、川の向こう岸には花火師さんたちがいて赤い光で応えてくれます。これ、ものすごく感動するんですよ。花火大会の中で最も感動する瞬間と言っても過言ではないでしょう。

さいごに

 

大曲の花火についてはまだまだ語りたいことがありますが、今回はこれくらいに。花火なんてわざわざ観に行きたくないし。と思っていたかもしれませんが、観に行きたくなりませんか?

実際にわたし自身が花火大会とかめんどい!ってタイプでしたからね。でも絶対に来年も大曲の花火大会に行きます。あー今年も最高だった!花火師のみなさん、最高の時間をありがとうございました。

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